簡単でおいしい!甘酒の作り方
手作り甘酒のご紹介

私が作っている甘酒は、材料は米麹と水だけでノンアルコールになります。
なのに、甘みやうまみがあり、栄養満点。甘みも砂糖のように強い甘みではなくさらっとして飲みやすいものです。その理由をお話しします。
甘酒を作る過程において、米麹に含まれる麹菌の働きにより、米のでんぷんがブドウ糖に、米のタンパク質は体内で作ることのできない必須アミノ酸に変わります。ブドウ糖は甘みのもとであり、すみやかに脳のエネルギー源となます。アミノ酸はうまみのもとであり、効率よく体内に吸収されます。
このように栄養満点の飲み物ですから、冬に温まるために飲むイメージの強い甘酒ですが、夏バテを乗り切るための「飲む点滴」としても知られています。
また、甘酒には腸内環境を改善するオリゴ糖や食物繊維が含まれていて善玉菌のえさになってくれます。また、植物性乳酸菌も少し含まれているため、ダブル効果で腸内環境改善に役立つと考えられます。
このように甘酒には、健康に良い成分がバランスよく含まれています。まだ甘酒の成分が完全に解明されているわけではないようですが、分かっているだけも健康づくりに十分役立ちそうです。
私は、甘酒を月に一度まとめて作り、冷凍保存しています。冷蔵だと保存期間は一週間くらいですが、冷凍だと一か月は保存できます。冷凍しても固くならないので、フリーザーバッグに入れて平らにしておけば、必要な分だけ割って使えます。そのまま飲むだけでなく、お菓子作りや調味料として使ったりもしています。
手作り菌活生活のスタートにいかがでしょうか。
注意:甘酒は吸収しやすいブドウ糖を多く含み、血糖値を上昇させるので、高血糖の方はご注意ください。
甘酒作りの手順
材料
・米麹 200g
・水 400~600cc
調理器具
・炊飯器
・濡れ布巾
・炊飯器の蓋を半開きにするための重石(プラスチック皿等)
1 米麹と水を混ぜ合わせます
炊飯器の中に米麹と水を入れ、混ぜ合わせます。

2 炊飯器を半開きの状態で6時間保温します
お釜の口を濡れ布巾で覆い、上蓋をお皿などで押さえ、半開きを維持した状態で保温スイッチを入れます。

6時間ほど経ったら味見をしてみましょう。甘さが足りないと感じるようなら、もう数時間そのまま保温してもよいでしょう。

出来上がったら冷まして冷蔵庫又は冷凍庫に入れましょう。
美味しく食べられる期間は、冷蔵で1週間、冷凍で2か月ほどになります。