菌活生活

自然界に存在する菌を取り入れ、心身ともに豊かに生活する

発酵をより楽しみたい方へ。米麹を自分で作ってみる!

米麹 自家製

手作り米麹のご紹介

我が家では、甘酒やお味噌の材料の一つである米麹を手作りしています。自分で作ると、大量に安くできますし、新鮮な生麹が好きな時に手に入るので、発酵食品をたくさん仕込みたいときに便利です。

一方、スーパーで売っている米麹は、乾燥して長期保存できるようになっています。これはこれで少量作るのには便利です。ただ、乾燥米麹は生麹と比べると、風味が少し落ちると言われています。

昔は麹屋がたくさんあったようですが、今では、近くに麹屋さんがないという方もいらっしゃると思います。スーパーでは少量しか買えないことが多いので、たくさん味噌を仕込みたい方や、定期的に甘酒を作りたい方は、米麹を手作りすることにチャレンジしてみるのはいかがでしょう。

米麹作りの手順

材料

・米 2kg
・種麹  
4g

調理器具

・蒸し器
・蒸し布
・ザル
・大きめのトレイ(又は紙製の米袋)
・しゃもじ
・温度計
・消毒用アルコール
・電気毛布

1 米を洗い、水につけます

米を2,3回水洗いした後、米が完全につかるまできれいな水を加えて水につけます。

冬は20時間くらい、春と秋は12時間くらい水につけます。夏は5時間くらい水につけますが、夏は雑菌が入りやすいので、我が家では作っていません。

2 水を切ります

浸水した米をザルにあげて3時間ほど水切りします。真ん中にくぼみをつけると均一な水切りができます。さらに1時間に1回程度、米の上下を入れ替えることにより、より均一な水切りができます。

3 米を蒸します

大きめの布巾で米を包み、蒸し器で蒸します。大体50分くらいが目安ですが、水分が足りないようなら、再度蒸します。固さは指で何とかつぶせる程度が目安となります。

蒸しあがった米は、速やかにアルコールで殺菌したトレーに広げ、しゃもじで米を切るようにし、水分と粗熱を手早く飛ばすようにします。

素手で米が触れるようになるくらいまで、何回も米を切るようにして温度を下げます。

4 種切り(種麹をまく)

蒸した米の温度が36度くらいになったら種麹をまきます。(米1㎏に対して2gの種麹を使いますが、2倍ぐらい使った方が良く発酵し作りやすくなります。)

種麹をまいたら、均一に刷り込むようによく混ぜます。温度が下がらないように手早く混ぜます。

5 いよいよ発酵開始です

種麹を混ぜた米をひとまとめにして,布巾で包みます。さらに電気毛布で包み、温めます。

6 一回目の手入れします

一回目の手入れを温度が上がってくる20時間後くらいに行います。

この頃になると、米に白っぽい点が出てくると思います。温度も40度近くに上がってくるので、電気毛布を外し、中の米をほぐしてトレーに平らに広げます。温度は37度前後をキープできると仕上がりが良いと思います。上に布巾をかぶせ、電気毛布で温度を調節します。

7 もう2回手入れします

30時間後くらいになると米麹の良い香りがしてきます。トレイにほぐしながら移します。1回目の手入れの時より薄く、だいたい3㎝くらいの厚さに広げます。

数時間後、温度が上がりすぎるようでしたら(40度以上)、もう一度ほぐして平らにします。

逆に、温度が低いようなら、電気毛布をもう一度かぶせて調節します。

8 ようやく完成です!

順調に進めば、45~48時間後に完成となります。

菌糸が伸びて米同士がくっつき板状になり、簡単にほぐせる程度が目安です。

うまく板状にならなかったり、温度管理が十分にできなかったとしても、私は甘酒やお味噌に使っています。お店や麹屋さんに売っているもののように完全にはできなくても、使うことができます。

お出かけやその時の気温などにより、管理が難しい場合もありますが、麹のホカホカした温かい感じや甘い香りをかぐと、手間暇かけた甲斐があったなときっと思いますよ。

※トレイの代わりに紙製の米袋を使った簡単な方法もあります

紙製の米袋を使うと、トレイがなくてもできますし、袋の中でほぐせるので米が飛び散る心配がありません。私が作った経験では、トレイを使った方が菌糸が良く伸びた米麹ができます。しかし、大きなトレイが用意できない場合は、米袋が便利です。米袋はホームセンターなどで数十円で売っています。

米袋で発酵させる場合は、蒸した米を冷ました後、米袋に入れます。米袋をホットカーペットや毛布で包み、37度くらいを保つようにします。

ときどき温度を測り、温度が上がりすぎるようでしたら、ほぐしたり平らにしたりします。作業がしやすいように10㎏以上の大きめの米袋が良いでしょう。

出来上がりまでの時間はトレイの場合と同じです。